酒と映画と競輪とわたし

競輪ビギナーの、つれづれなる趣味の日記です。穏やかに生きたい.

体は大人、心は乙女。初恋、覚えてますか。。。 | 【映画】ムーンライト(2017)

観終わって暫く経ってますが、まだドキドキしています。単純に免疫が足りていません。つまり、人生に恋愛要素が足りていません。

もう少し詳しくいうと、少女漫画をすっ飛ばして、駕籠 真太郎にいってしまった私には少し理解の範囲を超えるようです。人としての情緒が未形成です。はぁ。まぁいいや。人類よ、滅亡しろ!

…すみません、少子高齢化に拍車をかける社会不適合者が呪いの言葉を吐いただけです。気にしないで。

今日は映画「ムーンライト」を観てきました。簡単に言うなら、「思いのほか純情で、おいらドキドキしちった!」詳しくは以下をご覧!!

※ネタバレあり※ わかりやすいストーリー。つまり、麻薬はいかん | ストーリー

小学校、中学校、大人と3部構成になっています。全編を通して多くは語らないシャロンですが、表情から、瞳から、繊細な彼の心がにじみ出ているんですね。

 

主人公のシャロンは母子家庭の小学生。おっかさんは麻薬中毒者。今夜も彼氏を連れ込んで、麻薬ふかしとるで家には帰りたない。

いじめられっ子から逃げて入りこんだ廃墟で出会ったフアン。麻薬の密売で成功しとる、キューバ出身の男。いいやつやったけど「自分の人生は自分で決めろ」って言って死んだ。どうせ、しょうもない死に方やったんやろな。

 

高校に進んだシャロンはやっぱり、いじめられる。オカマだって。細身のジーパン履いててもいいやろ、チェックのシャツは確かにダサいけど。

おかんはいまだに麻薬におぼとる。フアンの彼女からもらった小遣いもむしり取る始末。おかん、堪忍しとくれ。もうこれ以上あんたんこと嫌いになりたない。

幼な馴染みのケヴィンはいじめられっこの自分を励ましてくれたいいやつ。海辺でのあのことは忘れへんよ…。

 

時は流れて現代。ある事件がきっかけでシャロンは街を離れた。高校の頃のヒョロヒョロとちがって今では筋肉ムキムキ。麻薬のディーラーとして成功してる。チャームポイントはフアンと同じ金歯。

おかんは麻薬中毒者の更生施設でまっとうになった顔して生きてる。今では過去のことを謝りよる。それで済むと思うなよ、愛されなかった俺の気持ちの行き場はどうすればいい。シャロンの中の少年が涙を流す。

そもそも、故郷を訪ねたのは思いがけずケヴィンが電話をよこしたから。「今はコックやで。料理食べにおいでや」 …ええの?真に受けまうで…スマホをムキムキの胸筋に抱きため息をつくシャロン果たして二人の運命は…!!

おい、これBL指定しといてや

甘い、甘いよこの映画ぁ!!

現実では初恋は実らんし、初恋の相手に今更電話なんかしないし、ましてや「純潔守っとったんやで」なんて言えへんし、あぁなんか色々己の失った純粋を突き付けられているようで苦しい。唯一、それが叶えられる乙女の聖域、それがBL。つまりはそれはファンタジー。

夢見る夢子さんのわしでも、この結末は反吐がでそうなの。隣に座っとったおっさんは男同士の(おっさんの)心の交流をどんな気持ちで観とったんだろうな…。

このセリフにご注意 | BL指定必須 

※記憶がおぼろげな上、興奮気味なので字幕とは異なりますこと、ご了承ください。

ケヴィン「この曲を聴いてお前を思い出したんだ」

ふほ~。しかもその後に流れた曲が昔別れた恋人を想うラブソングだかんね。ないないない。おい、おっさん、身分をわきまえろ。

でもね~、歳とったケヴィンが無駄にフェロモン撒き散らしてるのよ。コックだし。あぁ、コックは関係ないか。

シャロン「この体に触れたのはお前だけだ」

うっわ~~~~~。どうしよう。こんなこと言われたら、どうしよう。

しかも、それを言うのが口数が少ない筋肉隆々の大男なんだから。どうしよう。

筋肉の鎧の奥に、傷つきやすい少年のままの震える心が見えましたでしょうか。

オスカー3部門獲得とはいえ、一緒に観る人を選ぶ映画だ

今までネタバレとか散々いったけど、細かいストーリーなんぞは重要じゃない気がします。映像を通してシャロンという人間を目撃してしまうのがこの作品の主題なのだから。それがハマる人にはハマるし、響かない人には退屈なだけだと思う。

黒人文化に触れてみよう、金歯の魅力 | おまけ

大人になったシャロンは悪の組織で成り上がり、かつてのフアンのようなファッションで身を固めます。その世界で虚勢を張るには見た目が大事なんだろうな。

防御力の低そうなよくわかんない黒いキャップ、清原みたいなダイヤモンドのでかいピアス、一番特徴的なのは暗闇に輝く金歯。

金歯はグリルっていうおしゃれアイテムなのね

なんとレストランのシーンで、この金歯は取り外し可能なことが判明。なんか、体の一部ではなく装飾品であることに、ほっとした。そもそも金歯の魅力がわからないわたしとしては普段からこれを装着することが意味不明ですが。Grillzグリルズ)っていうそうです。

近藤龍徳のダイヤモンドもグリルだったんだね

あ、そうそう。競輪界の歌舞伎者、近藤龍徳選手も獲得賞金で歯にダイヤを埋め込んでいました。こういうファッションがあることを踏まえれば「最近の若者のやることはわからんが、まぁいいか」って思えます。ちなみに、これって取り外しできるよね?よね???